おじいちゃん
PM3:30
銀行は終わっているので車は1台もない。
順番まちもなさそうだ。
と、入ると杖をついたおじいちゃんが一人いる。
となりのATMへ入ると、出金の音♪がしてきた。
特に興味があるわけではないけど。
すると、ガタガタ!とドア🚪をゆする音がした!
(@_@)
おじいちゃんだ!
ATMから銀行内へ行くドアを開けようとしてるようだ。
ドアは鍵がしまってるし、その先はシャッターがおりている。
ん?
出口を間違えてるのかな?
すると・・・
今度はちゃんと入口から出て行った。
ロクさんも終わったので外にでると、
え? いる ーー;
しかも、今度は別の入り口から入ろうとしている。
杖をついて、肩掛けカバンをかけ、おぼつかない足取りなので心配だけど・・
もしかしたら、銀行さんと連絡をして来てるのかな?
通りすぎようとしたら・・👟👟
👴「すみません・・・」と声をかけられた
はて?👀 ・・・
両替
1万円💶をにぎりしめている。
👴「これを1,000円にしたいけど、どうすれば銀行にはいれるのかね? あれでは両替ができないみたいで」
ATMのことか?
そこで説明をしてあげた。
その1:銀行は午後3時で終わりだから、両替はできないこと
その2:ATMでは両替ができないこと
でも、全然わかってないようで、とっても困ってる。
(・。・;) エートォ…??
おじいちゃんの理解では、
ATMでお金を引き出して、窓口で両替するつもりらしい。
どうしても、今、1,000円を10枚ほしいそうだ。
それなら、ロクさんが (≧∇≦)!
1,000円は5枚しかなかった
・・・・・
でも、お年寄りとお金のやり取りしてたら怪しい人に思われるし・・。
ひらめき
あ!そうだ!!💡☆彡
ATMから1万を引き出すとき、両替ボタンを押せば1,000円が10枚でてくるはず
\(^o^)/
おじいちゃんを連れて、ATMへ引き返して説明した。
でも、両替はできない!と信じてるので全く理解できない。
次々に人👬が来る。
少し耳も遠い👂ようなので聞きやすいようにと、説明の声が大きくなる。
銀行員でもないロクさんが引き出し!の言葉を連発してると、なんだか老人を狙った詐欺のように感じる・・・
なんといっても、見た目があやしい。
(゚∀゚ll)。o
まさか、自分が勝手に操作するわけにもいかないし、監視カメラ🎦も動いてるし。。。
連絡用の電話で、銀行員を呼ぼうかな?と思ったけど・・・
おじいちゃんは通帳と1万をロクさんに差し出してきた。
しかも、近い、近すぎる!!
Σ( ̄ロ ̄lll)
がんばれ ロクさん!
まっいいや!
逆に監視カメラに証拠が残るし。。
よし!やることにした。
大きめの声でゆっくり言ってあげることに・・
「これ(1万)は、しっかり持っててください!」と握りしめさせた。
👴「ええ」
「もう一度、1万を引き出しますよ!」
👴「ええ」
「通帳ひらきますよ」
👴「ええ」
通帳を開くと
え!!??
ヾ(0д0∥)ノ
1万以下しかない
・・・・
作戦変更
(ー_ー;)。o O (思案中)
それなら・・・
にぎりしめている1万を使うしかない!
「足りないので先に、この1万を入金しますよ!」
👴「ええ、分からないからお願いします」
入金ボタンをおして、通帳をATMに入れると当然、入金口が開く。
「1万をいれてください」
👴「ええ」
入金処理が終わるともちろん、通帳がでてきた。
「これから、1万を1,000円で10枚だしますね」
👴「ええ」
まるで、マジシャンのようだ!
^^;
「カードの暗唱番号はわかりますね!?」
👴「ええ」
完全に怪しい人だ・・・
隣のATMにも人👬がいるし、並んでる人もいる。。。
「カードをもっててください!」
👴「ええ」
右手にカード💳、左手に1万💶、肩からななめカバン💼。
引出しボタンをおして、通帳をいれた。
「カードをいれてください」
👴「・・・(無言)」
もう何をしてるのか分からないようだ。
「暗唱番号をおしてください」
画面を見ないようにと、ロクさんが一歩下がり終えないうちに、押し終わったらしい。
早い ^^;
確かに画面は金額入力に変わっていた。
「1万、と入力しますよ」
👴「・・・(無言)」
画面に一部両替ボタンがでてきたので、ここを指さして👆
「この一部両替を押すと1,000円が10枚でてきます!」
👴「 (p_-) …」
あ!聞いてない ^^;
完全に固まってる。
最後のフィナーレだ!!(^^)!
ポチ👆
ガ~~っとお札を数える音がして、ウィーンと入金口が開いた。
1,000円札で出てくるのが当然だけど、
その姿が見えるとホッとした。
( ´▽`)
「どうぞ!」というと、おじいちゃんは1,000円10枚を手に取り、数えはじめた。
4枚まで数えたところで、そばにあった杖がカタン!と落ちたが、かまわず10枚まで数え切った。
👴「ありがとうざいました。機械はわからないです。助かりました。」
「いえいえ! 落とさないうちにカバンに入れてください!」
👴「ええ」
と肩掛けカバンにお金とカードをそのまま突っ込んだので (ΘェΘ)オイオイ
「チャックしめてくださいね!」
👴「ええ」
終了
落ちた杖を拾ってあげて、一緒に外にでた。
👴「ほんとうに、ありがとうざいました。では・・」
「チャックしめてくださいね」
👴「ええ」
と別れて5~6歩あるいたけど👟カバンのチャックをしめずに歩き始めてるので、やっぱり気になって、戻って
「チャックしめますね!」
と無理やりしめた。
お年寄りのカバンを勝手にさわってるようだけど・・・
「気をつけて!」
👴「ええ」
🚗車をATMのすぐ近くに停めてたので「送ってあげようかな?」と、
振りかえると、もういなかった。。。
早い ^^;
任務完了
車の中は、夏の蒸し暑さにおおわれていた。
さてと・・・
エンジンをかけ、クーラー🎐をつけてから、
ゆっくりと車をスタートさせた。
ほっ。。
Rokusun