新年のスタートはやっぱりパワースポット武田神社で初詣と合格祈願ですね。毎年10万人が訪れる人気の武田神社ですが気になるのが無料駐車場です。期間は満車と渋滞必須ですが近隣の小学校など臨時駐車場も上手に利用してください。桜の季節も必見です!
では案内いたします。
武田神社
〒400-0014
山梨県甲府市古布中町2611
TEL:055-252-2609
FAX:055-252-2600
無料駐車場
9:00~16:00
大型バス10台 乗用車150台
*参拝以外の目的では利用できません。
武田神社
人は城 人は石垣 人は堀
情は味方 仇は敵なり
武田神社はその名の通り武田信玄公を御祭神としてお祀りしている神社です。
武田信玄は「甲斐の虎」と呼ばれ、織田信長が最も恐れた男と言われています。
鎌倉時代に源頼朝(みなもとのよりとも)から国家を守る役目として武田信義が駿河守護に任命されました。
現代でいう警察の役目をうけたわけですが、今の警察ほどの力はもっていません。
甲斐国(かいのくに)の守護・武田氏の本拠地は甲府の躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた:山梨県甲府市)に1519年に築かれました。
信虎・信玄・勝頼の武田家3代が60年余りにわたって国政を司り、居住した「躑躅が崎館跡(武田氏館跡: 国指定史跡 )」に1919(大正8)年、武田神社が創建されました。
新府城跡:呂孔さん紀行
このような歴史をもつ武田家が受け継いできた必勝パワーを見てみましょう。
勝負運 武田信玄は戦に負け知らずであったため勝ちの神様として崇められるようになりました。 金運 武田神社の境内にある三葉の松は黄金色になって落ちる珍しい松です。持っていると金運がアップすると言われています。 亀石(亀の形のさざれ石) 本殿の脇にあります。長寿の象徴、亀に似ていて重さ4トンと山梨県最大級の大きさです。さらに、さざれ石がこれだけの大きさになるには、かなりの年月を過ごしてきた本当の長寿の石です。 合格祈願 榎天神社 学問の神様、菅原道真を祀った榎天神社で合格祈願! 縁結び 榎(えのき)は 縁結びのご利益があるともいわれています。
2021年12月年末に武田神社の様子を見に行くことにしました。
山梨大学がある武田通りを上っていくと真正面に武田神社が見えてきます。
初詣の期間はこの武田通りも渋滞します。
信玄ミュージアム
武田神社のすぐ手前に「信玄ミュージアム」があります。
本日は休館日でした。
〒400-0015 山梨県甲府市大手3-1-14
9:00~17:00
(新型コロナウイルス感染症の影響により、当面の間は最終入館時間を16:30まで:2021年12月31日現在)
定休日:火曜日、12月29日~12月31日
料金:特別展示室(個人:一般300円)(団体:240円)
*高校生以下無料
武田家3代の歴史を学ぶことができます。
またVRで専用ゴーグルを着用して昔の武田家の歴史を体験できます。
(新型コロナウイルス感染症の影響で現在は中止になっております。)
穴山玄蕃頭信君(あなやまげんばのかみのぶただ)屋敷跡
信玄ミュージアムのすぐそば、タクシーのりばに案内板がちょこん・・とあります。
穴山信君(あなやまのぶただ)は武田信玄の娘を正室に迎えるなど、武田家とは親族関係にありました。しかし1,582年3月、信玄の息子、武田勝頼(かつより)を裏切って織田・徳川軍に加わり、勝頼を天目山(てんもくざん)で自害に追い込みました。
まさに、穴山信君は武田氏の謀反(むほん)を起こした人物として歴史に名を残していますが、背景には想像ができない状況が日々起こっていたことでしょう。
真実はどうだったんでしょうね・・・?!
駐車場 その1
最初に黒矢印←へ行ってみましょう。
車で約2分ほどです。
道の角にはお土産店の「かぶとや」さんがあり参拝客でにぎわっています。
バニラアイスにきな粉と黒蜜をかけた「信玄アイス」は甲府の観光地ではよく見かける名物アイスです。それだけ観光客に人気があるってことですね。
進みましょう。
あと100mで別れ道になります。
武田家の家紋、武田菱(たけだびし)が休憩の椅子になってますね。
車は駐車禁止になってますが、そのすぐ後ろに・・
西曲輪南馬出・馬埋葬跡(にしくるわみなみうまだし・うままいそうあと)
馬出し(うまだし)
お城の出入口の防御として出入口をふさぐように、出入りを知られないように作られたものです。
馬出をすぎて、すぐにカーブにさしかかり駐車場が見えてきます。
左(黄色の矢印)にも駐車場がありますが、先に右(黒の矢印)へ行ってみましょう。
緑の囲いに「武田神社 参拝者駐車場」と大きく書かれているのですぐに分かります。
こんな感じ・・
さて、次は黄色の矢印へ行ってみましょう。
少し下り坂になってます。
ピンクの看板が薄くなっていてわかりにくいのですが・・
わかりやすく大きな案内があります。
道もそんなに狭くないので走りやすいですが、やっぱり安全運転で行きましょう。
小学校も近くにあり休日でも子供さんたちがいるので、さらに注意をお願いします。
ここからすぐそこです。
武田神社駐車場(無料)
必ず駐車券を持って行ってスタンプを受けてください。出庫できなくなります。
場所は『お札・お守り』を売っているところです。
利用時間は3時間までです。時間超過になると出庫できなくなるのでご注意ください。
*初詣では大渋滞になるのでこの規定が変更になるかもしれません。
臨時駐車場があちこちに用意されるのでぜひ利用してみてください。
駐車場 その2
こっちは一番近いですが、競争率がかなり高い駐車場です。
両サイドに合計20台くらいでしょうか?
初詣の期間は駐車規制がかかって、ここはほぼ駐車できなくなります。
案内にそって臨時駐車場など利用してください。
その先(赤の矢印)には境内の駐車場があります。
角を曲がると50mほどで境内の駐車場へ入れます。
が、ちょっと寄り道・・
武田四天王、武田二十四将に数えられる名将です。
石和(いさわ)の大百姓の出身でしたが、父が亡くなり武田信玄のそば近くに仕え以後は異例の出世を遂げました。美男子であったため信玄に気に入られたとの説もあります。
信玄の側近として哲学などの教育を受けたことが『甲陽軍艦』のもとになったとされています。
晩年は上杉景勝と武田勝頼の同盟(甲越同盟)に力を注ぎましたが、交渉中に海津城で病に倒れなくなりました。
また寄り道・・
大手門周辺の跡です。ここに三日月堀という半円の堀があり出入口を守るための施設がつくられていました。
また大手門一帯を囲むように堀や土塁、石塁や石階段、厩(うまや)らしき建物跡が発見されており、守りを固めていた様子が伺えます。
ここからの侵入を防ぐために存在したんですね。
では!入ります。
宝物殿があり、すでに境内に入りました。
ご覧の通り木の間を利用して駐車できますが、台数が限られてるので激戦です。
車の大きさによってはUターンも一苦労かもしれません。
初詣はどこでも大混雑です。
少し歩きますが臨時駐車場の看板もあちこちに見かけるので武田通りをゆっく散策しながらの初詣もいいもんですよ。
境内へ
正門から入って参拝に参りましょう。
写真がわかりにくいのですが当時、この周辺は家臣の屋敷などが整備され城下町としても栄えていました。
橋を渡ると
左に「右近の橘」・右に「左近の桜」があります。
あれ?左右逆??
いえいえ!武田神社からみての位置になるんです。
ひな人形も私たちから見て右側に左近の桜、左側に右近の橘がありますが、お内裏様とお雛様♪~からみての配置なのです。
桜には邪気払いの霊力が強く備わっているといわれています。
橘には「不老長寿」を願う役割もあるとされています。
作家、太宰治は新婚当時、現在の甲府市朝日5丁目で約8か月を過ごしました。その間、武田神社へも訪れ境内の桜を『春昼(しゅんちゅう)』という作品に書き残しています。
もちろん、太宰治もこの参道を歩き参拝したということですね。
今年お世話になったお札を奉納いたしましょう。一年間ありがとうございました。
ここにも武田菱(たけだびし) があります。何気ないデザインがいいですね!
巫女さんたちも忙しそうに行ったり来たりしています。
心静かに『参拝』
「おみくじ」があります。
時間があるようでしたら「宝物殿」へもお寄りください。武田家の鎧や太刀など貴重な品々が保展示されています。
午前9:00~午後4:00(定休日:水曜日)
拝観料
大人:300円
子供(小中学生)150円
団体(30名以上)大人240円・子供120円
参拝も済んだので、少し散策しましょう。
お札など売り場の準備がされいます。
武田水琴窟(たけだすいきんくつ)
拝殿からすぐそばです。
武田神社はお越しの際はぜひ、ここまで来てみてください。
何かといいますと・・・
瓶(かめ)の底に小さな穴をあけたものを土の中に埋め、そこにわずかな水を流します。水はその小さな穴から水滴となって落ちます。すると、その水滴は瓶(かめ) の中で反響し、それはまるで琴の音にも似た澄んだ音色となって響き渡ってきます。
江戸時代の庭師によって考案された技法で癒しの音として愛されました。
この竹に耳をあてると「コ~ン」でもなく「カ~ン」でもなく土の奥底でほんの小さな水滴が清らかに鳴り響く心地よさが伝わってきます。数秒に一回だけ目に見えないたった一滴の水の音を愛おしく感じるのは、日本人の『侘(わび)寂(さび)』を感じられる静かな美意識をもつ心からではないでしょうか?
姫の井戸
武田信玄のご息女が誕生したとき産湯として使用されたことにより、この名前がついたとされています。
また、お茶をたてるときも使用されたといわれ「茶之湯の井戸」ともいわれています。
飲用可能なので飲めます!
甲陽武能殿(こうようぶのうでん)
甲陽:甲斐の国を輝く様子をあらわしています。
武能:武芸と舞踊にも嗜む(たしなむ)
命名の願いを秘めた能楽や神楽が演じられます。
榎天神社:えのきてんじんしゃ
学問の神様
菅原道真を祀った榎天神社で合格祈願!
大きな木で存在感のある榎(えのき)は武田神社の御神木になっていて、まさにパワースポットです。
甲陽武能殿(こうようぶのうでん) の奥に位置し、賽銭箱の下には無事に受験を終えた方々の鉛筆が返納されています。
中高大学の受験シーズンだけでなく、あらゆる資格試験でもたくさんの方が合格祈願に訪れています。
また、 榎(えのき)は 縁結びのご利益もあるともいわれています。
受験生の絵馬と使用された鉛筆が納められています。
武田神社:榎天神社 えんぴつ形の絵馬に合格願いが込められています。
えんぴつ形の絵馬と一緒に由来の説明書も頂けます。
内容はこちらです。
末社 榎天神社(えのきてんじんしゃ) 御祭神 天満大自在天神=菅原道真公 由緒 菅原道真公は承知十二年(八四五)京都にて生まれました。五才で和歌を詠み十才を過ぎると既に漢詩を創作するなど幼少より文才を現し、人々から神童と呼ばれていました。 成人の後は朝廷の官史を任ぜられ、政治の中心で卓越した才能を発揮、昌奏二年(八九九)醍醐天皇の時代には右大臣となり、更に従二位を授かりました。しかし、その余りに優れた才能ゆえ周囲から疎(うと)まれる結果となり、当時左大臣であった藤原時平等の策略によって、右大臣の職を解任され、九州の太宰府に左遷、配流されました。 太宰府の地で遥か京を思いつつ過ごす事二年余、延喜三年(九〇三)二月二十五日、梅の花が散る如く、その生涯を静かに閉じました。(享年五十九才) ♢ ♢ 道真公が太宰府にて無聊(ぶりょう)*の日々を過ごした館、榎寺(現 榎社)には名の通り榎の大樹があり、道真公はその樹下にて多くの和歌を詠んだと伝えられております。 武田神社では、御神木「榎」の根方に、甲府市池田町鎮座天神神社(武田神社神宮司兼務社)より天満大自在天神の御分霊を勧請(かんじょう)*、毎年「成人の日」に入試合格・学業成就祈願祭を斎行致しております。 *無聊(ぶりょう):心が楽しまないこと。気が晴れないこと。 *勧請(かんじょう):神や仏にこちらへ来て頂くようにお願いすること。
信玄公のかくし湯
絵馬の横にあったので気になって買ってしまいました。
薬草のように茶色っぽいのを想像してたら、なんとミルキーな真っ白でした。
においは・・といいますと、薬草に近いようなちがうような・・・知ってる香りのようですが思いだせません。
疲労回復に効く!!という感じです。
武田信玄は温泉好きでも有名です。
戦の後、温泉で治癒した武将は信玄公のみならず心身ともに回復することによって、戦に勝利していったのでしょうね。
受験本番に備え、つかの間でもお風呂で癒されることは一日頑張った自分にとって大切なご褒美です。
その頑張りは、必ず明日の努力へと引き継がれることでしょう。
初詣は混んでいてもやっぱり行くと気持ちがいいものですね。しかも、良い一年のスタートを感じさせてくれます。これって決して気休めではないはずです。神社に宿る神聖なパワーをいただいてるんです!
さてはて・・・来年はさらにどんな素晴らしい一年になることやら!?
富士山のパワーをうけながら帰るとしましょう!
満開の桜
そして、あっというまに月日が流れ・・・
2022年4月2日(土)
武田通りは桜並木にりました。
武田神社も満開の桜に彩られています。
同じ景色でも桜があると温かみを感じます。
左近の桜も花が咲いています。
太宰治もここで桜を楽しんだのですね。
三葉の松
👆左側に延命長寿と金運の『三葉の松』があります。
奇木『三葉の松』 この三葉の松は信玄公が信仰致しておりました高野山より、公を募ってこの地に種子が飛来落種し、今日に至ると伝えられております。 三葉の松は全国でも珍しく、黄金色になり落葉することから、「金運」の御利益があると言われております。 また、そもそも松は古来より、「延命長寿」の縁起もあり、この松葉を身に付ける事により御利益を戴き、招福必来と言われております。 武田神社社務所
松の木の下に、こんな感じで落ちています。
水にうつる桜も風情を感じますね。
受験シーズンもほっと一息のようです。
亀石(さざれ石)
拝殿の横にカメの形をした大きな『さざれ石』があります。
昭和36年、昭和の石聖と呼ばれた小林宗一氏により発見されました。
重さは約4トン弱あり、大変貴重なものだそうです。
この亀石がトラックくらいの重さとは想像できませんね。
信玄公 御使用井戸
亀石とは反対側(拝殿に向かって右側)には、信玄公が使用していた井戸があります。
武田信玄もこの井戸へ来たのかもしれませんね。
同じ場所に立っているのかも・・・?
七五三のお祝いでいらしたご家族がいらっしゃいました!
満開の桜での七五三って、とても素敵ですね。こころまで満開になりました。
武田通り一直線に並ぶ桜並木は本当に素晴らしいです。
また、四季を通してそれぞれの姿を楽しむことができます。
近くまでお越しの際は、ぜひ武田神社を訪れてみてください。
そして
2022年が終わって2023年(令和5年)は卯年になります。
世界中の幸せを祈りつつ・・。
たいへん長くなりましたが...
最後までご覧いただきありがとうございました。
Rokusun